内容説明
さっと読めるミニ書籍です(文章量9,000文字以上 10,000文字未満(10分で読めるシリーズ))
【書籍説明】
「わかってほしい。でも、言えない。」―そんな気持ちを抱えたまま、日々を過ごしていませんか?
言葉にできないモヤモヤが心の中でくすぶり続けて、もどかしくて、誰かに伝えたくても上手く言葉にならず、ひとりで抱え込んでしまう。
そんな経験は、決してあなただけのものではありません。
特にSNSでつながりがあふれる今の時代、「共感してほしい」と願う一方で、その承認や共感に疲れてしまう人も多いはずです。
本書は、そんなあなたのための一冊です。
私たちはしばしば、自分の感情に名前をつけ、整理し、言葉で伝えることが「正しい」と教えられてきました。
でも実は、感情は必ずしもきれいに言葉にできるわけではなく、名前がないまま、曖昧に心の中にあることも自然なのです。
言葉にならない気持ちを否定せず、むしろその曖昧さとともに生きていく方法を、一緒に考えてみませんか。
「共感疲れ」と呼ばれる現代の悩みや、優しさゆえに本音をしまい込んでしまう苦しさ、そして「言葉にしない」ことの勇気。
そうした静かな心の動きに寄り添いながら、あなたが自分の内側の沈黙に耳を澄まし、少しずつ自分との距離を縮めていけるように、本書はそっと背中を押します。
この本を読み終えたとき、言葉にできなかった気持ちに静かに名前をつけられ、モヤモヤしたままでも「とりあえず今日は大丈夫」と思える自分に出会えることを願っています。
あなたがあなた自身と、少しだけ仲良くなれますように。
【著者紹介】
深月凌雅(ミヅキリョウガ)
職場のコミュニケーション改善をテーマに活動するライター。
教師、事務員を経験し、かつて自身も人間関係に悩み、心理学や対話術を学びながら試行錯誤を重ねてきた経験を持つ。
その中で磨かれた「伝える力」と「聴く力」は、周囲との関係を少しずつ変えていき、同じように悩む人たちの力になりたいという思いから執筆をスタート。
リアルな経験に裏打ちされた言葉で、多くの読者の共感を集めている。
趣味は囲碁と将棋。
休日には将棋会館に足を運び、対局を楽しみながら人との交流に癒しを感じている。