内容説明
「子供の科学」は1924年創刊の小中学生向け科学月刊誌。
100年にわたり、最新の科学技術記事や実験を子供たちへ紹介し、科学の面白さを伝えてきました。
日本の最先端にいる研究者やエンジニアたちが、幼いころに大きな影響を受けた雑誌です。
今回、創刊100周年を記念して、創刊から10年間のバックナンバーを一挙電子化。
一流の技術者や専門家の解説を通して、当時の最新技術を垣間見ることができる貴重な記録となっています。
本号は1930年8月号。
主な特集記事は「山の地図ブロックダイヤグラムの書き方」です。
※記事内容は当時のものであり、不正確な情報や不適切な表現が掲載されている可能性がありますが、歴史的資料として当時の表現のまま残しています。あらかじめご了承ください。
※権利処理等の理由で、記事の内容が表示されていないことがあります。
目次
表紙・アルピニスト……画 中川巌
目次
八月の空……東京天文台 井上四郎
子供の天文学
上へ!上へ!
登山電車ケーブルカーの構造……本間清人
水の色
水のいろの調べ方
高山の気象……中央気象台技師 築地宣雄
原始林の話……林学博士 田村剛
お花畑……信濃山岳会長 矢澤米三郎
カンチェンジュンガの登山……工学士 柏木一郎
北アルプス南部の大観
大アルプスの偉容
高山の湖……中村道太郎
登山の仕方と注意……理学士 黒田正夫
パノラマ式の地図ブロック・ダイヤグラムの書き方……理学士 鈴木健一
ケーブルカー……本間清人
天幕生活の仕方と注意……理学士 立上秀二
何に見えます?
結晶体のからくり
軍縮会議の結果
大シベリヤの空
日本学生航空連盟
上高地巡り……記者
どうして日本は景色がよいか……東北帝国大学教授・理学博士 渡邊万次郎
八月の気象……中央気象台 S生
硅素は文明の母……理学士 渡邊光彦
雲の海
地底の宮殿
大空の橋
涼味を追いて
鯨の軽業
人間物語 天産物から農作物へ……早稲田大学教授 西村眞次
本能とは何んなものか……東京帝国大学文学部心理学教室 増田惟茂
染色の話……東京工業大学助教授 菱山衡平
漁業方法の色々……水産講習所教授 丸川久俊
ペンギンの母子
魚の眼に写る世界
ばった軍の来襲
角のいろいろ
科学の殿堂 東京帝国大学農学部
モーターから車輪まで(一)……山北藤一郎
飛行艇の設計……飯倉小学校長 山田義郎
ネーブル水の作り方
風呂の科学……浦和中学校教諭 加藤旺作
九六〇〇型蒸気機関車……鈴木四郎
家庭科学 一日もなくてならぬ水……東京市視学理学士 兒玉東一
極地の秘密……佐藤四郎
家庭科学 縮尻帳……柚木卯馬
不思議なペンギン……SS生
科学常識辞典……金坂三雄
大探検家ラペルーズ……理学士 堀内和夫
懸賞当選科学小説 海底の王国……清水恒
質問と答
八月の代理部
談話室
奥付
[特別付録]最新式住宅模型設計図青写真……解説:早稲田大学助教授 佐藤武夫 設計:ル・コルビュジエ