新潮文庫<br> ナマケモノはなぜ「怠け者」なのか―最新生物学の「ウソ」と「ホント」―(新潮文庫)

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新潮文庫
ナマケモノはなぜ「怠け者」なのか―最新生物学の「ウソ」と「ホント」―(新潮文庫)

  • 著者名:池田清彦【著】
  • 価格 ¥605(本体¥550)
  • 新潮社(2018/03発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101035314

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内容説明

不老不死は可能なの? 外来生物はやっぱり悪者? 女心と秋の空は本当に変わりやすいの? 分子の世界から地球の生態系まで、いま生物学は日進月歩。定説を覆す新しい発見が次々発表されている。その最新成果と未だ解けぬ難問のありかを、池田センセイが愉快に説く。文庫本一冊に森羅万象100テーマを収めた、生物学エッセイ登場! 『生物学の「ウソ」と「ホント」最新生物学88の謎』改題。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

カレイ.シュウ

66
生物学者さんが、遺伝から進化外来種の問題まで幅広く分かりやすく語ってます。ネットニュースで見たことあるお話もチラホラ。ネオダーウイニズムの突然変異と自然淘汰が進化の原因は誤りという最新進化論がよくわからない。遺伝子の使い方の違い?この分野の解説書も読んでみよう。2019/07/18

ホークス

47
ホンマでっかの池田先生が3〜4Pで語る生物学のトピック。「生物学のウソとホント最新生物学88の謎」増補版。寛容な自然観とシニカル(時にネガティヴ)な語り口のギャップが面白い。生物の偉大さと過酷さの両面を表しているかの様だ。虫の中でハエや蚊は最も進化したグループで、ハエは地球上で最も飛ぶのがうまい生物だと言う。意外だが、もっと意外なのは人一人の細胞数が37兆個なのに対し、身体に棲む微生物は100兆個と言う話。抗生物質は腸内細菌の多くを殺すというのも怖い。生物としての人間をしっかり見つめるしか無さそうだ2018/06/03

Vakira

34
ほんまでっかTVの生物学担当の先生の生物学雑学。一般向けなので非常に判りやすい。知ってる知識もあるので、うんうんとお復習。いつも興味が湧くのは生物の定義。近い将来、人間ソックリなAI,アンドロイドが完成するだろう。人間との違いは何か?生殖出来ないこと?子孫を残すと言う意味では、自己で複製を作れるかも知れない。アンドロイドは自分で複製を増殖。今ある電脳ウィルスだってあり、防御進化もあるでしょう。しかし、記憶のコピーは遺伝子の伝承ではない。エラーのなさが生物との違いかもしれない。2017/12/11

taku

22
生物ってホント不思議で興味が尽きない。解明している事実が面白く、解明されていない謎もまた面白い。一章数ページで力みのないエッセイは幅広く生物学に親しみを持たせてくれる。研究は専門家に任せるとして、人口が増え続けて食糧難になる前に昆虫食に慣れておこうかね。栄養価抜群の食材だし、そのまんまの見てくれをなんとかしたらいけるかも。人間は生物界のジャイアン。調子に乗り過ぎると母ちゃん(地球)に怒られるぜ。 2018/12/09

さきん

22
久しぶりの池田先生。日本の誇るネキ屋(カミキリムシ愛好者)であり、大学で教授を頑張っているうらやましい限りの人物。性、進化、人間、昆虫などをテーマに人間と比較しつつ蘊蓄を展開する。2018/01/01

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