内容説明
「子供の科学」は1924年創刊の小中学生向け科学月刊誌。
100年にわたり、最新の科学技術記事や実験を子供たちへ紹介し、科学の面白さを伝えてきました。
日本の最先端にいる研究者やエンジニアたちが、幼いころに大きな影響を受けた雑誌です。
今回、創刊100周年を記念して、創刊から10年間のバックナンバーを一挙電子化。
一流の技術者や専門家の解説を通して、当時の最新技術を垣間見ることができる貴重な記録となっています。
本号は1932年7月号。
主な特集記事は「旅客飛行機から地上の見方」です。
※記事内容は当時のものであり、不正確な情報や不適切な表現が掲載されている可能性がありますが、歴史的資料として当時の表現のまま残しています。あらかじめご了承ください。
※権利処理等の理由で、記事の内容が表示されていないことがあります。
目次
表紙・曙に映ゆる山頂……画 中川巌
目次
[第二付録]上高地付近模型設計図材料……西村健二
[第一付録]練習船大成丸模型設計図青写真……関谷健哉
木星
七月の空/惑星だより……東京天文台 井上四郎
山の見方……東北帝国大学教授理学博士 渡邊萬次郎
波の見方……水産試験場技師 丸川久俊
キャンピングの仕方……鉄道省旅客課 茂木慎雄
湖の見方……中村道太郎
潮の満干の見方……水産試験場 岡本五郎三
海・砂・太陽
波の観察
砂の波
砂丘に生える植物
砂と影
谷や瀧の見方……理学士 岡山俊雄
山の気象の観察の仕方……気象台技師 佐藤順一
燈台の光の見方……星出丈夫
高山の鳥や魚の調べ方……河野齢蔵
土地の高さで生える植物が異う
塩の出来るまで……本間清人
旅客飛行機から地上の見方……航空兵中佐 天野捨吉
鯛の刺身と鶏肉の顕微鏡写真
登山の注意と仕方……工学士 黒田正夫
世界一の大風洞
汽船で航海する時の観察の仕方……東京高等商船学校教授 井関貢
海水の分析の仕方……水産試験場 山下利得
文明進化物語 舟はどうして発明されたか……理学士 小山析郎
地震講話 地震の震央を求める方法(その三)……気象台技師 國富信一
オリンピックの用意は完成した
科学者列伝 軽気球を発明したモンゴルフイエ兄弟……田中三千雄
百五十哩もある砂漠のような磯
航空学連続講話 空気の抵抗……東京帝国大学助教授航空研究所員 小川太一郎
気質の話 兎と牛と熊と虎……広島県三原女子師範学校教諭 今井弘
高山地奇談 まむしと百足の闘い……堀内文三郎
科学小説 天空旅行……市川恵敏
飛行タンクと宙返り練習機
山の写真の撮り方……山口勝
海藻さく葉標本の作り方……農学士 殖田三郎
科学的な山のスケッチの仕方……成蹊学園 西村健二
ヨットの作り方……成城学園 関猛
模型複葉飛行機の作り方……瀧澤信夫
EF53形電気機関車の作り方……子供の科学製作部顧問 山北藤一郎
八月号予告
質問と答
談話室
奥付