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内容説明
近年、消費者向けのデジタル製品は、人間関係の構築、金銭のやり取り、個人情報の保存・共有といった、ユーザーの生活の根幹に深く関わる存在となっている。にもかかわらず、その設計思想は依然として開発スピードや新規性の追求に偏っており、リリース後の悪用リスクやユーザー被害といった安全性に関わる問題への備えは後回しにされがちだ。こうした課題に対し筆者らが注目するのが、「セーフティ・バイ・デザイン」(SBD)という設計思想である。SBDとは、安全性を後づけするのではなく、プロダクトの設計段階からリスク評価を組み込み、ユーザー保護を開発の中核に据えるという考え方である。本書では、インスタグラム、スナップチャット、エアビーアンドビーなどの事例を通じて、SBDがどのように実装され、どのような成果を挙げているのかを説明する。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2025年10月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。



