ゴルゴ13 (211)

著者名：さいとう・たかを【著】

リイド社（2023/12発売）

• ISBN：9784845864843

内容説明

マレー半島。対潜哨戒機に護られた難攻不落の海賊基地の殲滅を狙う豪海軍はステルス性の高い新型潜水艦の導入を計画、選定を始める。しかし、その動きを警戒した中国は妨害工作を企む。ゴルゴは……
表題作『深海の盾・無音潜水艦』ほか『オーバーラン』の傑作2編を収録！

【深海の盾・無音潜水艦】
マレー半島。対潜哨戒機に護られた難攻不落の海賊基地の殲滅を狙う豪海軍はステルス性の高い新型潜水艦の導入を計画、選定を始める。しかし、その動きを警戒した中国は妨害工作を企む。ゴルゴは……

【オーバーラン】
メキシコシティー空港で日本の旅客機が滑走路をオーバーランする事故を起こした。その混乱の最中“ヤマモト”という名の乗客が消息不明になっていた。事故は調査により整備不良ではなく外部からの力によるものと判明したのだが……

目次

深海の盾・無音潜水艦
オーバーラン

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[ミノムシlove]

最新刊。『深海の盾・無音潜水艦』中国の石油輸送に阻む潜水艦の開発とオーストラリア政府の思惑。日本の町工場強し。『オーバーラン』まるで民家の中に着陸するかのようなメキシコシティの空港で、あわや大惨事一歩手前のオーバーランが起こる。考えられる原因は？麻薬密輸業者の誘いをきっぱり断るサツマ商会のヤマモト氏、こんな社長さんの会社で働きたいものだ。

2023/12/06

[Syouichi Nishiyama]

久しぶりに読んだ。当たり前だがゴルゴはゴルゴだった。

2024/12/30

[北白川にゃんこ]

あーっ潜水艦の話よく分からねえよ

2024/07/13

[hibimoriSitaro]

ReaderStore。潜水艦と航空機の二本立て（日本立て）。一本目は日豪中の鬩ぎあい。原潜一隻より電動艦二隻交替制のほうがいいように思えるきょうこの頃，しかしどっちにせよ町工場の老職人がリタイアするまでのイノチなのか。二本目は腐れ縁梶本さんが狂言回しとなって，麻薬カルテルに仇討ちしたい或る日本人の謎を追う。今回は接触なかったけど，ゴルゴは梶本の身元をさぞやみっちり調べあげてるんだろうなあ。

2024/04/13

[Nori]

深海の盾: 「欲す鷹は爪落とす」、「欲の熊鷹股裂くる」とも言うようだが、「賢い鷹は身の丈に合った獲物しか、選ばないものさ」との中国役人の言葉。もっともっとと強欲に求めがちな人間の性を見つめた上で、その執着から距離を置く大切さ。それを実行できるのが賢人なんだろう。「オフショア・コントロール…シーレーン（海上交通路）上のチョークポイントを押さえ石油などの戦時物質を止め、戦に勝つ方法」有事でなくとも必要な資源供給が滞ってしまっては、経済活動はおろか我々の日常生活も破綻してしまう。平和な日々も無償ではないのだ。

2025/11/09