ゴルゴ13 (206)

著者名：さいとう・たかを【著】

リイド社（2022/09発売）

• ISBN：9784845835324

内容説明

並外れた知性と身体能力、そしてライフル射撃で世界屈指の腕を持つパリの女子中学生に注目が集まる。NSAは少女とゴルゴの共通点に気づきゴルゴの娘ではないかと推測、二人のDNAを調べるために少女を拉致しようとするのだが…
表題作『Gの遺伝子』他『置き去りの街』『地獄のダンサー』を収録!!

【Gの遺伝子】
並外れた知性と身体能力、そしてライフル射撃で世界屈指の腕を持つパリの女子中学生に注目が集まる。NSAは少女とゴルゴの共通点に気づきゴルゴの娘ではないかと推測、二人のDNAを調べるために少女を拉致しようとするのだが…

【置き去りの街】
アメリカ・マイアミ。寂れた街に兄の身代わりで刑務所に入っていた男が帰ってきた。しかし、兄は男の婚約者を奪い、富裕層の特別区で優雅な生活を送っていた。さらに裏切られたと知った男の前に刺客が現れるが…

【地獄のダンサー】
ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争下、凄腕の狙撃手と恐れられていた少女がいた。少女は紛争を生き延び成長、現在は冷徹な債権ファンドマネージャーとして腕をふるっていた。そんな彼女の次の標的は日本国債の暴落だったのだが…

目次

Gの遺伝子
置き去りの街
地獄のダンサー

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[どら]

本巻は既にスピンオフで掲載されているがGの遺伝子に尽きる。絶対明らかになることはないが、この異常な能力は単なる輸血云々ではなく、設定的には本当の娘と考えるべきでしょう。そして絶対そういう展開になることはないだろうが、ゴルゴの最終話のために出したとすれば、納得の設定。（ちなみに昔、ドールとゴルゴの間に子供ができたらと妄想した時がありました）置き去りの街：ヒロインの内面が分かりにくかったなぁ。地獄のダンサー：日本経済は崩壊するらしい…

2022/09/06

[ミガーいち]

ゴルゴは一体誰。星３

2022/10/01

[hibimoriSitaro]

ReaderStore。久びさにゴルゴルーツ物，じゃなくて子孫物か。ブラッドミュージックじゃあるまいし輸血液が体機能に影響するわけない。とは言え結局はよくわからんとしておくのがよろしかろう。血液型を自分で明かしてたのにはちと驚いた。世界中に落とし胤がいておかしくはないんだけど，ムカシは「God bless you」っつって疑惑の男児を犯行現場に放置して去ったもんだ。

2022/12/14

[Nori]

Gの遺伝子:スピンオフとして娘（と言われている者）の作品があるのは知っていたが、本編でお目にかかるとは。通常見られないゴルゴの人間らしさが垣間見れる。こういうところが、女心をくすぐるのかな。輸血による幹細胞の影響というのは都市伝説に過ぎないようだが、それを持ち出して「お前を育ててくれた、今の両親を大事にすることだ…」と諭すゴルゴ。最高。/地獄のダンサー:麻生太郎がモデルの財務大臣登場。本人は感無量だろうな。2015年作品、ウクライナ東部を舞台にし今後クローズアップされるであろう日本の国債に言及。鋭過ぎる。

2025/10/30

[元老院議員]

スピンオフ展開になってる「ゴルゴの娘」はこれが初出か。ゴルゴの年齢を考えると娘じゃなくて孫娘ぐらいの方がリアリティありそうな気がするが……ｗ　「地獄のダンサー」は2015年じゃなくて今年（2022年）の戦争が始まった時点のウクライナにどかっと投資しそうなんだよな。それこそ日本経済の動向とも合わせて。

2022/11/11