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内容説明
チベット自治区で激しい圧政を敷いている中国共産党。圧政から逃れるため、チベット人はヒマラヤ山脈を越えてネパールやインドへと脱出を図る者もいる。そんなチベットで、亡命を試みようとしている若者らが、ヒマラヤの山中に墜落した…表題作『欲望の輪廻転生』他、2話(『ピジョンブラッド 失落の鑑定書』『夏の老人』)を収録。
【欲望の輪廻転生】ネパール領のヒマラヤ山脈に、20億円の現金を輸送中の飛行機が墜落。発見したチベット人たちはその金でチベット独立の組織結成に動く。ゴルゴへの依頼は?
【ピジョンブラッド 失落の鑑定書】タイの色宝石界でNo.1と呼ばれる鑑別会社。その社長はスイスの親会社を呑み込み世界の色宝石界を制覇しようと謀略を画策。それを知った親会社はゴルゴに依頼を…
【夏の老人】日本刀の名研ぎ師として知られていた老人が亡くなった。娘が老人の銀行口座に外国から定期的に多額の振り込みがあることに気づく。その娘を突然、ゴルゴが訪問する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
46
ゴルゴ13の最新の作品集です。3つの話が入っていていつもながら楽しんでいます。チベット自治区からしいたげられた人々がネパールへ逃げてきて…。また宝石の話で鑑定と鑑別の違いを知ることができたり、ゴルゴ13本人の話で、拳銃の部品の話などマニアックな知識が増えていきます。2015/07/08
ミガーいち
1
チベット問題。星32021/09/20
hibimoriSitaro
1
ReaderStore。孤老の名人にメスを研いでもらってた話が『ブラックジャック』にあったなあ。2017/03/06
元老院議員
0
この巻のチベットの話はちょうど北京五輪の時に描かれたのか(驚2020/09/21
やいとや
0
『ピジョンブラッド』の「ターゲットに傷付けずに身につけている物を破壊する」ネタはちょこちょこあるからちょっと食傷気味かな。『夏の老人』のような小品は流石の出来。『ブラック・ジャック』で同趣のお話があったな、と懐かしくも思ったり。表題作の 「結局誰も幸福にはなれない」ラストの苦味はこれぞ『ゴルゴ13』という感じ。ゴルゴは一貫して中国のチベット、ウイグル侵略を強烈に指弾する姿勢を(作品内設定として、だが)崩さないので良いね。格好の悪役なんだろうけどな。2019/12/21