ゴルゴ13（139）

著者名：さいとう・たかを【著】

リイド社（2013/04発売）

• ISBN：9784845826773

内容説明

【冥王の密約】仕事で傷ついたゴルゴ。追っ手を逃れ、ネバダ核実験場に隠れた。そこで核実験の事故に巻き込まれて…。【錆びた黄金】財政再建の名目でエイズ治療薬の違法複製が行われる南アフリカ。批判する米国副大統領暗殺の依頼が…。【炎の証言】カルト教団が武装籠城後、集団焼身自殺した事件に深く関わった女性カメラマン。彼女の事件の謎を探るため…。
【フィアレス】命知らずの暗殺者に次々と狙われるゴルゴ。暗殺者達に共通するのは、大事故で恐怖を体験したことだった。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[Nori]

錆びた黄金：「札束を積んだからといって、誰もが世界に手を出す資格がある訳ではない」「札束と資格は…別だ」お金があった方が物事は上手くいきやすい。だがお金があれば全てが解決する、思い通りになるという訳ではない。今のところ人間は死をコントロールできないし、全ての人の心が金になびく訳じゃない。思い通りにならないからこそ手にした時に喜びを感じ、また、ささやかなものでも他者との絆が人間に幸福感をもたらす。本編に照らすと、ゴルゴの言う「資格」の要素の一つは、誠実であることなんだろうな。まずは他者に選ばれる人物たれ。

2025/09/12

[hibimoriSitaro]

再読。2006年１月初版。事前の調査漏れから重傷を負わされ，依頼を断り，依頼の虚偽を暴き，自爆攻撃を躱すゴルゴの巻。第１話については後日譚に当たる恩返し篇があるのだが，実はそっちのほうが先に描かれて単行本収録も済んでいる。

2015/07/30

[元老院議員]

2001年頃にはスーパーハカーの少年というキャラもネタでなく通用したんだねー。

2020/06/15