内容説明
それぞれのエンドレス・サマーを描く試みは、
今のところ未完のままだ。
タイトルに「1」とあるように、この小説は
さらに長大になる構想のなかにあった。
いや、「あった」ではなく「ある」というべきか。
書かれてから30年以上が経過した今、わかっているのは、
これが未完の小説の一部に過ぎない、ということである。
小説の企みは「あとがき」に簡潔に書かれている。
生きることと波乗りの区別をつけない人々にとって、
いま、生きている夏は過去の夏ともつながっており、
そしてこの先にも伸びていく永遠の夏である、という困難が、
この小説を未完にしている最大の原因なのかもしれない。
【著者】
片岡義男:1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。76年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
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