内容説明
手で触れることのできる夢に、
身を投じた女の人生。
どこからかやってきて、いつのまにか消えていく。
さまざまな種類の流れ者が登場する短編集『ロンサム・カウボーイ』の
最後を飾る一編は、カーニヴァルの中に生きている女の物語。
日々の中にひとときだけ挿入されるカーニヴァルという非日常が
シャーリーンにとっては逆に日常の住処になっている。
なぜなら、彼女にとっては輝くことだけが人生だから。
彼女もまた、さすらうカウボーイ。
ベッドルームのジュークボックスには
ただ1枚、エルヴィス・プレスリー『ロンサム・カウボーイ』のドーナツ盤だけが
入っている。
【著者】
片岡義男:1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
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