内容説明
消えようとする土地に向かって、
1人の青年、という未来がやってくる。
アメリカ合衆国は若い国だ。
世代交代や文明の爪あとによって
土地や生活の知恵が消滅の危機に瀕しても
まだまだ伝統は生々しさを失ってはいない。
土地を、知恵を、自給自足の生活を学びにやってくるのは
いわば「体制側」=国立公園管理局の若者1人。
これからは国家と村人とが対立するのではなく
立場の違う人間と人間が手を携えて、かけがえのないものを守っていく。
作者不詳のゴスペルのタイトル
「In the sweet by and by」(やがて良くなるだろう)のように。
青年の若さは、そのように希望を託された未来の象徴としてある。
【著者】
片岡義男:1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
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