内容説明
思い出してみてほしい。
どこかの上に、心をこめてすわったことなんてあっただろうか?
サンダンス。アメリカ西部開拓時代に生き、
伝説的な強盗、アウトローとして知られるその男と
同じ名前を付けられてしまった少年はなんとインディアンだ。
彼はガス・ステーションと簡易食堂を兼ねたような店を
ほぼ1人で切り盛りしている。
囚人。囚人を護送する刑事。病気の少女。ヒッチハイカー。
てんでばらばらの女たち男たちが店に立ち寄り
テキパキとサンダンスは仕事をこなしていく。
ここには、声高なインディアン擁護も社会批判もない。
ただ「心をこめて」カボチャ畑にすわることを
白人たちがしないだけである。
【著者】
片岡義男:1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
-
- 電子書籍
- 蒼穹の剣【タテヨミ】第299話 pic…
-
- 電子書籍
- 自動車誌MOOK 土屋圭市レーシングヒ…
-
- 電子書籍
- 山と溪谷 2017年 9月号 山と溪谷社
-
- 電子書籍
- PRESIDENT WOMAN プレジ…



