内容説明
従来、単発的な「取引」が重要視されてきたが、長期的な「関係性」に着目し、マーケティングを展開することが課題である。本書はリレーションシップ構築について実務的な視点から検討した研究成果を掲載している。リレーションシップに関心のあるマーケター、リレーションシップを含めてマーケティングを研究対象とする大学院生や学部生必携の書である。
目次
リレーションシップ・マーケティングの潮流と研究の視点
第1部 ブランド育成と消費者との関係性(製品パッケージによるブランド・リレーションシップの強化;化粧品の満足プロセスとリレーションシップ形成)
第2部 サービス財における長期的な関係性(分譲マンションの満足度構造とリレーションシップ形成;超高関与の劇場消費と長期的リレーションシップ;ペット消費の積極化要因の解明―ペットとペットオーナーの関係性から)
第3部 地域活性化とリレーションシップ(シモキタ音楽クラスター論―商業集積内の関係性を探る;地域のブランド化とリレーションシップ形成)
第4部 新たなる関係性(現実行動と仮想行動の相互作用のメカニズム―位置情報ゲームの事例分析;半導体商社の事業ドメイン拡大のメカニズム;購入型クラウドファウンディングにおける出資者の出資動機)
消費者行動とリレーションシップ・マーケティング
著者等紹介
竹内淑恵[タケウチトシエ]
法政大学経営学部教授。2012年度、2013年度法政大学大学院経営学研究科長。1999年筑波大学大学院博士課程経営・政策科学研究科企業科学専攻修了。博士(経営学)。ライオン株式会社マーケティング本部広告制作部などの勤務を経て、2003年より現職。マーケティング論を主たる担当科目とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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