内容説明
やっぱり最後にあの言葉
主人公は作家。作家が女性と食事を共にし、
小説のアイデアを語って聞かせるという冒頭の展開は
片岡作品になじみのシーンの一つと言っていいだろう。
そこに、これまた片岡作品ではしばしばあらわれる実在した小説家、
リチャード・ブローティガン、という固有名が挿入される。
ブローティガンは主人公である作家にとっても
創作意欲を刺激してやまない小説家であり、彼がブローティガンがやろうとしていた
あるアイデアを自分もまた試してみたい、と口にするのだから
小説の最後にやってくるのはやはり、あの言葉なのだ。
【著者】
片岡義男
1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
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