内容説明
雨のバルコニーで紅茶
ふとした瞬間に誰かを思い出し、お茶に誘い出す。
誰にも経験のあることだろう。
電車を降りた男は思い立って女に電話をし、
そして女は自分が出向くのではなく、この家に来いと言う。
そこでふるまわれるのは紅茶だ。しかも、雨が降っているのに
わざわざテーブルに和傘を差し、バルコニーでそれを飲む。
そこには偶然の、ささやかな、しかし確かな時間の輝きがある。
二人はそれを楽しむ。親や家や恋の話をしながら。
さて、この二人の関係は?
それを推測するのが、読書の愉しみというものだろう。
【著者】
片岡義男
1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
-
- 電子書籍
- SNSでHな募集してみた話88 Vコミ…
-
- 電子書籍
- ダウナー系お姉さんに毎日カスの嘘を流し…
-
- 電子書籍
- 【デジタル限定】まいきち写真集「眠れな…
-
- 電子書籍
- ウソ婚 分冊版(37)
-
- 電子書籍
- RIDERS CLUB No.376 …



