内容説明
映画を書く、という仕方で行なわれる作品解説もまた、1個の独立した作品である
『彼のオートバイ、彼女の島』の続編ではない。
先行するその小説が映画化されるとしたらどうなるか、ということをテキストでやってみる、しかも同じ作家の手によって、という試みである。
場面描写が続く、ということだけでは済まず、そこにカメラと、そのフレームの意識、さらにはフレームが切り取る画面の意識が強固に表れるのが片岡義男らしい。
いわばこの作品は、作家自身によるカメラを媒介にした作品解説であり、批評なのだ。
そしてそれは同時に、生まれ変わった独立した作品でもある。
【著者】
片岡義男
1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りんご
2
「彼のオートバイ、彼女の島2」ということだが前作の続きでもない。片岡さんが映画にならない映画向けのストーリーにしたもの。2024/07/06
やぎちゃん
1
村田、恵子に「歌え」ばっかり言っててうざい。しつこい奴大嫌いなので…2022/01/27
たっけ
1
原作小説「彼のオートバイ、彼女の島」を読んで、二輪免許を取りオートバイを手に入れたのが35年ほど前。「なぜ、走るの?」と彼女はきく。「オートバイを買ったからさ」と彼はこたえる。僕にもそういう台詞が言えたあの頃がなつかしく思い出されます。2016/04/17
TAC
0
86年読了
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