内容説明
いつか必ず、自分はいなくなる
ここでは、おそらく誰もが人生の中で多少なりとも感じていながら突き詰めて考えたり苦しんだりしたことの無いことについて、あまりの純粋さゆえにのめりこんでいく少女の姿が描かれている。それは、自分とは何か、存在とは、時間とは何か、という問いだ。かつての自分と今の自分は別の人間であり、しかしながら記憶、というものがあるからその過去には今の自分として戻ることができるけれど今、その場所にかつての私はいない。私とはそう、いつだって「いなくなる」ことが確実な何か、のことなのだ。
【著者】
片岡義男
1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/
-
- 電子書籍
- 推しを見守る壁になりたい悪役令嬢は王子…
-
- 電子書籍
- スウェーデン語
-
- 電子書籍
- 入門・日本の経済成長 日本経済新聞出版
-
- 電子書籍
- すずめの唄 プレイコミックシリーズ
-
- 電子書籍
- 花嫁の胸騒ぎ本編