ラハイナまで来た理由

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ラハイナまで来た理由

  • 著者名:片岡義男【著】
  • 価格 ¥275(本体¥250)
  • 株式会社ボイジャー(2017/08発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
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  • ISBN:9784810376913

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内容説明

イージー・チェアから見えた世界

ハワイ。作者・片岡義男の祖父が、父が住んだその場所のことを書いた渾身の長編。優れた農業技術者だった祖父。その息子である「僕」の父は、アメリカ軍の軍人だった。そして姉が異母姉であることが姉弟関係に微妙な影を落とす。アメリカと日本のあいだにあるハワイという場所にあった歴史。家族写真。アロハ・シャツ。コナのコーヒー。古いビートル。ヴェトナム戦争。エルヴィス・プレスリー。「僕」は今、父が作った庭を、父がイージー・チェアに座って絶命する瞬間も見ていたであろう庭を、同じ位置から見ている。

【著者】
片岡義男
1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。http://kataokayoshio.com/

目次

ラハイナまで来た理由
片仮名ではスパム・アンド・エッグス
パウ・ハナの美女
雛祭りに泣いた
雨の夜の映画
濡れた新聞とコナ・コーヒー
赤い帽子のバトロメ
いつもその窓から見ていた
失われた路面電車
写真に添えたひと言
買って来たピッツアとロウソクの明かり
干潮時水位
カプリース・クラシック・クーペ
ふたりで食べた林檎
父親のウクレレ
雨の朝のヒロ・マーチ
エルヴィスで四ページ
カリフォルニア生まれだ、ソバカスがある
ファミリー・フォトグラフズ
プールにも台風が来た
プレート・ランチという幸福
ファイヴ・オーのなかのハワイ
ウルパラクアの赤
まるで落穂拾いのように
ホノルルで雑誌を作る
そこを滑り下りる遊び
別れの磯千鳥
姉とエルヴィス・プレスリーの会話

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ほほほ

20
ハワイ4部作の1つ。28つの短編。写真のように切り取った28の断片を順番に読んでいくうちに、ひとつの家族のストーリーが出来上がっていっていました。ある家族の歴史を写真集でじっくり見ていくような感覚かな。ハワイを巡るいろんなこと、風土、歴史、朝食、音楽、写真、車、インテリアなどなど、浮かび上がるその光景のいちいちを想像しながら読むのが幸せでした。2014/11/25

うさこ@タッタカタ

13
日系3世の主人公と祖父、父、母の違う姉の話。古いハワイとそこで戦争を経験した父の跡を辿る。ウクレレソルジャーはアメリカの為に戦う2世の父の話。終戦の日が近づくなかで違う視点から戦争を見ました。2015/08/10

寿里子

0
ハワイ島好きの私も日経のコラムを読んで、この本と「頬よせてホノルル」読みましたが、残念ながらこれで「あぁまたハワイ行きたい」とは思えなかったです。でも片岡ワールドという感じです。2011/06/10

kent

0
日経新聞のコラムで紹介されてて読んでみました。ハワイにいったこともない俺にはあまり伝わらなかった。ただ片岡さんの表現力のおかげで退屈はしません。ハワイ好きな方が読むとイメージがふくらんでいいかも。2011/06/02

moonset38

0
青空文庫。完璧すぎるお姉さん、現代の女優さんなら誰が演じられるのだろうか。2018/09/09

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