内容説明
現れては消えるのが歴史。
その歴史を映像で見る時代にわれわれは生きている。
片岡義男の処女作「白い波の荒野へ」を起点として
連作のようにして書き継がれたうちの一篇。
「いま」を象徴するハリウッド資本による最新のクリエイティヴと
ハワイの歴史上、何度も繰り返された凶暴な大きな波が交錯する時
そこにエネルギーの炸裂と、人々の興奮と、
そして自ら志願して「向こう側」に消えていく人々が出現する。
もう、消えてどこにもない波を、サーファーを、人々はスクリーンに見る。
ラスト、最も人口に膾炙した曲「アロハ・オエ」が聴こえてくる。
【著者】
片岡義男:1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
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