内容説明
雪から雪へ、時は移り
始まったものは、終わる。
空から舞い落ちる、白い雪。
夏の青い空と陽射しが主流の片岡作品にあって
雪は貴重な例外だ。
しかしながら、同時にこの作家特有の「型」もここに見ることができる。
走っている男が、約束もなしに、路上で女を拾う、というパターンだ。
現実にそんなことはまずおこらない、という感想は無意味だ。
ここには出会いがあり、自然な流れがあり、喜びがあり、
時が経過して、やがて悲しみが来る。それだけだ。
そして最初と最後に、雪があった。
【著者】
片岡義男:1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。76年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
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