内容説明
いつも未知のほうへ、生命のきらめきのほうへ、
ビリーは向かって行った。
ビリー・ザ・キッドといえば、アメリカ西部開拓時代のヒーローとして、
数々の小説や映画に描かれてきた。
そのビリーの生きた日々を、片岡義男が書くとどうなるか。
伝説の男による銃の早技は確かに描かれはするものの
ここにあるのは少年から青年に移ろうとする1人の男の
一日いちにちのていねいな積み重ねであり、
主人公である彼さえもがその一部になってしまう
北米大陸の圧倒的な自然、そして時代の苛烈さである。
ビリーが求めたものは栄光ではなかった。
自分を日々新たに鍛え直す、恐怖に似た未知のほうへ
彼はいつも向かっていったのだ。
【著者】
片岡義男:1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
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