内容説明
生命とはなにか、自分とはなにか。
人はその答えを、大自然を学びつくすことから得ようと試みる。
片岡義男の作品の中にはしばしば、北米大陸の自然を相手に
文明を最小限に切り詰め、自給自足の生活をおくる人々が現れる。
これもまさしくその系譜につらなる短編だ。
ティーンエージャーの頃から、シエラ・ネヴァダの大自然こそ
自分が身を置くべき場所だという天啓を得て、14年の歳月を過ごし、
その後、アラスカに移動して志を同じくする仲間たちと
山荘を作った男がこの小説の主人公だ。そこにはおそらく
ヘンリー・デヴィッド・ソローや、シエラ・ネヴァダの大自然を
守ることに一生をかけたジョン・ミューアの魂がこだましている。
【著者】
片岡義男:1939年東京生まれ。早稲田大学在学中にコラムの執筆や翻訳を始め、74年『白い波の荒野へ』で作家デビュー。75年『スローなブギにしてくれ』で野生時代新人賞を受賞。ほか代表作に『ロンサム・カウボーイ』『ボビーに首ったけ』『彼のオートバイ、彼女の島』など多数。
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