なぜ女性管理職は少ないのか - 女性の昇進を妨げる要因を考える

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なぜ女性管理職は少ないのか - 女性の昇進を妨げる要因を考える

  • 著者名:大沢真知子/日本女子大学現代女性キャリア研究所
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 青弓社(2021/09発売)
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  • ISBN:9784787234506

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内容説明

人口減少社会のなかで女性の労働参加は不可欠であり、職場では人材不足によって女性に対する期待はますます大きくなっている。しかし、女性管理職の割合は低く、同時に、女性自身が管理職に就くことに消極的だとも指摘されている。

何がその障壁になっているのか――その要因を、男性中心のリーダーシップ像や女性が抱える心理的な葛藤、職場に根強い待遇面・役割面での差別、セクハラなど、具体的な事例や各種の統計から明らかにする。

男性・女性が平等に活躍できる場を作って公平な評価制度を確立する必要性を指摘して、性別や正規・非正規に基づく格差を解消し多様性を活かすために、新たなリーダーシップ像の確立を訴える。

目次

序 章 女性と管理職をめぐる現状 大沢真知子
 1 ジェンダー・ステレオタイプ
 2 評価者に存在するジェンダーバイアス
 3 性差を超えた新たなリーダーシップの導入が求められている
 4 日本はいま、時代の転換点に立っている

第1章 女性の昇進を阻む心理的・社会的要因 坂田桐子
 1 女性の昇進意欲に関する先行研究の知見
 2 ステレオタイプ
 3 好意的性差別

第2章 女性管理職の声から考える――管理職志向の変化と職場重視モデル 大槻奈巳
 1 管理職志向を職場重視モデルから考える必要性
 2 新入社員の管理職志向
 3 若年層男女の管理職志向
 4 管理職になってみて――女性管理職の事例
 5 真の女性活躍のために

第3章 性差を超えた新たなリーダーシップ構築を 本間道子
 1 関心の高さと現状の低さ
 2 権力・権威志向ではない――進化心理学から
 3 リーダーシップ役割――役割不適合性理論
 4 現場では何が起きているか?
 5 職場ではリーダーシップに男女の差異はあるのだろうか
 6 社会通念との闘い――社会的バリアを超えて

第4章 ダイバーシティ&インクルージョンの必要性とその課題 大沢真知子
 1 静かな革命とジェンダー革命
 2 日本に起きている静かな革命
 3 静かな革命の静かすぎる理由
 4 ダイバーシティ&インクルージョン経営
 5 女性にも必要な意識改革

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はやし、

2
女性のロールモデルの必要性や男性の女性に対するセクハラやパワハラなどの言動だけでなく、日常の会話においても、暗に女性を差別するような言葉遣いを注意する必要があると考えた。 また、女性も女性のことを考える必要があると考えた。

Nat Hat

1
ジェンダーステレオタイプ、評価者のジェンダーバイアス、日本組織の保護的父性主義、統計的差異化等。ステレオタイプはその社会環境で育つ人が再帰的に作り出してしまうから、変わっていくには長い時間がかかる。逆に、変わり始めれば、今度は逆に止まらなくなる。10年後には男性が管理職になれなくて困ってるかも。2023/09/02

kico

1
第4章のカルビー社松本晃氏へのインタビューがスカッとする。▼p.184 Q「女性が活躍する環境を整えるというのは、具体的にはどのような施策が重要だと思われますか?」 A「どんどん権限や責任を与える。報酬や待遇をよくする。女性も男性も一緒です」▼p.187 Q「残業をずいぶん減らされたとお聞きしていますが」A「(略)会社人間で仕事ばっかりやっていたって何もいいことない。そのうちに人生なんて終わってしまいます」▼特にこの2箇所を頭に刻みたい。2023/01/30

numainu

1
評価C2019/06/29

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