不登校と父親の役割

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不登校と父親の役割

  • 著者名:石川瞭子
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 青弓社(2014/03発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784787231703

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内容説明

不登校を社会現象や社会病理としてではなく、親と子の関係性の問題として考え、家庭生活のごく簡単な改善によって子どもを再登校させる方法を具体的な実例に即して提示し、父親の積極的な参加を中心とした現実的な解決の方法を提唱する。
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目次

まえがき序章 やさしさと不登校 1 現代の不登校 2 不登校の六分類 3 やさしさの虐待 4 不登校選択の社会 5 父親による不登校の解決第1章 やさしさ予想 1 恥ずかしさ、やさしさ、易しさ 2 やさしさへの期待 3 やさしさは永遠につづくのか 4 やさしさのあとに来るもの 5 やさしさの功罪第2章 やさしさの共同幻想 1 やさしさによって子の巣立ちをはばむ家族の病理 2 やさしさが永遠につづくと錯覚した子どもの病理 3 やさしさを解決の手段にもちいる援助者の病理 4 やさしさで批判をかわす学校の病理 5 やさしさを共同幻想する社会の病理としての不登校第3章 不登校の構図 1 不登校の過去・現在・未来 2 生活問題としての現代の不登校 3 不登校問題の混迷と偽解決パターン 4 現代の不登校と家族 5 不登校の問題の構図 主訴・症状・問題第4章 不登校の解決の構図 1 無化された父親 2 不登校の解決の構図第5章 父親の役割 1 不登校六分類の範囲と対応 2 新しい動き 混合型と日和見型 3 解決におけるパワー 4 子どもが仕掛けてくるゲーム 5 性差と年齢差による対応の違い第6章 母親の役割 1 「父親による第二の出産」を助ける 2 二重拘束のコミュニケーション 3 子育ての点検第7章 担任・援助者の役割 1 父親の呼び出しと援助の契約 2 目標の設定と解決の実行 3 援助の注意事項と疾病利得 4 援助者願望と第二次障害第8章 やさしさからの脱出 1 事実に即した対応を 2 あきらめムードの払拭を 3 やさしさからの脱出、新たな旅立ちあとがき参考文献

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

お悩みパパ

0
*重要なのは、子どもの年齢が15歳くらいまでを想定していること*かと言って、高校生には全くあてはまらないという訳ではないと思う。 著者のスタンスは、「父親が積極的に生活に介入して、早期に不登校を解決する(父親による第二の出産)」こと。「心の問題」「心の理解」では解決できない、生活問題としての不登校が大半という認識のもと、親が中心となって解決する。 「やさしくしておけば、いつかきっと自分から登校を開始する」という「やさしさの共同幻想」への疑問。問題の核心は子どもの自立に対する大人の役割不全にこそある。2013/07/02

nao

0
「やさしさの共同幻想」など、今までの文科省などの不登校対策を痛烈に批判している。不登校の解決には父権の復活が必要であり、私はそのことに気付かされた。2010/05/08

Shun

0
納得する節はあったが、不登校対応としてはかなり危険すぎる気がした。2000年刊行とかなり古い本だからか、暴力で無理ぐり不登校を解決した事例(暴力行為そのものは否定されている)や、場合によっては父親が怒鳴るべき、もっと毅然と対応すべきと言うような、一歩間違えれば余計引きこもりそうな対処法が書いてあって非常に怖かった。また、欧米では不登校の子の親が逮捕されているという事例を持ち出して警鐘を鳴らしていたが、これを日本でやるなら憲法改正レベルの話になるので、そのあたりの知識理解が著者に足りていないのも気になった。2018/03/10

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