ポスト・ジェンダーの社会理論

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ポスト・ジェンダーの社会理論

  • 著者名:土場学
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  • 青弓社(2014/07発売)
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  • ISBN:9784787231642

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内容説明

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現代人の心を侵すコミュニケーション不信/渇望症の原因を、自我の深部に存在するジェンダーに求め、ハーバーマスとフェミニズムを融合させることでその枠組みを根底から解体しようと試みる。隣人を理解するための実践的社会理論。

目次

はじめに

プロローグ

第1章 現代システム社会のコミュニケーション
 1 コミュニケーションと近代社会
 2 コミュニケーションの社会構築力
 3 コミュニケーションと欲望

第2章 ジェンダー・フリーのポリティクス
 1 ジェンダーの周囲
 2 ジェンダー・アイデンティティ
 3 ジェンダー・フリーの公理

第3章 主体の発生論
 1 フロイトの主体発生論
 2 ウィニコットの「心理的実体としての母親──乳児」
 3 ベンジャミンの「主体としての母親」
 4 チョドローと「母親の欲望」

第4章 主体化の力学
 1 主体化の力場
 2 主体化の力場としてのコミュニケーション
 3 近代のファルス

第5章 セクシュアリティの解放
 1 解放の思想としての近代
 2 セクシュアリティ解放のプロジェクト
 3 フーコーの〈ビオ・ポリティック〉
 4 ギデンズの〈ライフ・ポリティクス〉
 5 「セクシュアリティ」を超えて

第6章 フェミニズムと女性解放
 1 女性解放のプロジェクト
 2 女性解放のパラダイム
 3 女性解放のダイナミズム
 4 新たなプロジェクトの創出に向けて

第7章 フェミニズムとポストモダニズム
 1 ポストモダン・フェミニズムの近代批判
 2 ポストモダン・フェミニズム論争
 3 合理主義と相対主義
 4 近代の内と外の狭間で

第8章 ポスト・ジェンダー社会のコミュニケーション
 1 自由
 2 相互理解
 3 愛というコミュニケーション──愛の社会理論構築へ向けて

エピローグ

おわりに

参考文献

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hakootoko

8
要約:相互理解なき解放は、われわれのあり方を損得と法に任せることになる。あり方を損得と法だけに規定されないための相互理解。その条件は何か。身分、階級からの解放とは別の解放の論理を構築しつつあるフェミニズムに注目してみる。そこでは主体の再構築が迫られている。他人を型にはめないためには、自分に備わっていると思っている型を疑う。疑いを動機づけるものは損得と法ではないものとしての愛ではないか。感想:「欲望 社会」検索で見つけた本。ハーバーマスよかこと言いおんしゃあけどおしかあ、愛が足らんばいという本でした。2018/05/11

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