ブルマーの社会史 女子体育へのまなざし - 女子体育へのまなざし

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ブルマーの社会史 女子体育へのまなざし - 女子体育へのまなざし

  • ISBN:9784787232427

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内容説明

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明治期から1990年代まで教育やスポーツの現場で広範に普及して黄金期を築いたブルマーにそそがれたまなざしを歴史的に追いながら、「性の解放と抑圧のパラドックス」「性の商品化」などの視角から、ジェンダー規範やセクシュアリティの変容の実態に迫る。

目次

はじめに 高橋一郎

第1章 ブルマー登場以前──衣服と脚の関係から 萩原美代子
 1 着物と活動性
 2 女性の二本脚からみた日本服装史
 3 『女大学』にみる女子教育
 4 女学生出現と男袴の強制的着用・廃止
 5 高等女学校令と女子体育・女袴の普及
 6 ブルマーへの架け橋──くくり袴(和式ブルマー)

第2章 ブルマーと近代化──解放と抑圧のはざまで 谷口雅子
 1 ブルマーにまつわる解放と抑圧のパラドックス
 2 欧米でのブルーマー・コスチュームの登場に対する反応について
 3 日本におけるブルマーの登場に対する反応について
 4 近代化の過程でブルマーの登場がもたらしたもの

第3章 女性の身体イメージの近代化──大正期のブルマー普及 高橋一郎
 1 女学生文化と体育
 2 明治後期「女学世界」の体育言説
 3 運動熱と洋装化の進展
 4 ブルマーと脱女性性
 5 近代女性イメージのジレンマ

第4章 ブルマーの戦後史──ちょうちんブルマーからぴったりブルマーへ 掛水通子
 1 戦後の学校教育とブルマー
 2 ブルマーの変遷
 3 ぴったりブルマーの誕生と終焉

第5章 スケープゴートとしてのブルマー 角田聡美
 1 服装としてのブルマー
 2 体育・女性・ブルマー
 3 ブルマーに付与された社会的意味
 4 スケープゴートとしてのブルマー

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

kenitirokikuti

5
図書館にて。再読。ちょうど昭和のあいだは体育は男女別に行われていた。平成から男女合同になった。なんだかんだでブルマが90年代頭ごろまで残ってた要因のひとつらしい。おれ男子校だったし、1974年生まれだから、中高時代とあんまし重なってないので失念していたなぁ。学校の体操着が男女いっしょになるのも、男女合同になったからだな。2023/05/20

梟をめぐる読書

4
まずブルマーがイギリスで誕生したときには現在とはまったく異なる形状のもの(なんかロングスカートとズボンを一緒に履いたようなデザイン)だった、という事実に驚いた。まあ、確かにあのショーツ型ブルマーを履いて十九世紀に女性解放を訴えたりしてたらブルマー夫人、相当の革新家。本書は女性「解放」の象徴であるブルマーがどのように「抑圧」のそれへと転化していったかを時代の流れとともに追っていくものだが、最終的に従来のジェンダー視点や社会現象からの解釈を上書きするほどの論にはなっていないのが残念。ちょっと堅めの通史として。2012/08/31

TAKASIandTOSIKO

0
大正末期の女学生たちにとっては、スポーティ系のボイがアイドルだったということが知れただけで、余は満足じゃ 大正テニス百合夢小説とかいう概念くるおしいほどすき2017/09/08

BsBs

0
面白かったです。ブルマーについての歴史的背景の説明から、ブルマー消滅について性の乱れのスケープゴートにされたという変わった解釈まで。 特に、1920年代、つまり戦前から、女子師範学校などなので女子しか周りにいなかったとはいえ、膝丈のスカートや服を着ていたことがあったということに最も驚かされた。2017/01/13

いぬかいつまき

0
角田論文の、「ブルマーの学校からの追放は、“女生徒=性対象”という構図の問題解決にはならず、むしろ“ブルマー=性商品”と認める解釈とも」という指摘は注目すべき。ブルマー反対の主観入りまくりの掛水論文、なぜか百合展開に走った高橋論文もある意味面白かったw2011/03/02

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