図書館の政治学

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図書館の政治学

  • 著者名:東條文規
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 青弓社(2014/03発売)
  • ポイント 16pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784787232533

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内容説明

戦前・戦中期の図書館界は、文部省などの行政組織の意向を受け、検閲や思想善導、選書を積極的におこないながら、天皇制を利用して全国に図書館を設置しようと試みていた──。図書館界発展の欲望の高揚と挫折の歴史から、彼らの戦争責任・戦後責任を問う。
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目次

序章 行幸啓と図書館
 1 「御進講」と行幸
 2 皇太子が訪問した図書館
 3 行啓記念に設立された図書館
 4 嘉仁皇太子と地方改良運動
 5 「御成婚記念」の図書館

第1章 大正大礼と図書館
 1 日本図書館協会の大礼記念への取り組み
 2 『文部省第四十一年報』のなかの図書館
 3 大正天皇の即位大礼
 4 記念事業の種類
 5 大正大礼記念につくられた県立図書館
 6 大礼以後の図書館の増加と零細化
 7 臨時教育会議

第2章 昭和大礼と図書館
 1 大礼を控えて
 2 日本図書館協会の大礼記念への取り組み
 3 「図書館雑誌」のなかの記念図書館
 4 記念事業勧奨の通牒

第3章 「紀元二千六百年」と図書館
 1 五日間の祭典
 2 全国図書館大会での文部大臣諮問
 3 図書館界の取り組み──大図書館そして府県立図書館の設立を!
 4 植民地にも記念図書館を!
 5 事実上の敗北宣言──戦時の影響を受ける
 6 政府の公式事業──図書館は善戦?
 7 政府が認めた各地の記念事業
 8 記念事業としての図書館建設
 9 幻の大阪市立中央図書館
 10 閉鎖騒ぎの日比谷図書館
 11 政府の公認以外の図書館設立──実現したのはわずか?
 12 植民地でも同じように
 13 ほとんどが計画倒れに

あとがきにかえて

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

SK

2
307*北海道立図書館すら皇室絡みだったとは、知らなかった。2021/11/25

あわせみそ

0
あとがきより、富山でもあいちトリエンナーレみたいな事件があったのですね。2022/08/21

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