内容説明
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鮮烈で華麗な独自の美的パフォーマンスと、退廃のなかに愛と永遠を求める情熱的な音楽で新しいバンドスタイルを築きあげて若者文化に強烈なインパクトを与えたヴィジュアル・ロックを、ロック史や化粧、ジェンダー理論から縦横に解読して同時代を探求する。
目次
まえがき 井上貴子第1章 ヴィジュアル系とジェンダー 井上貴子 1 ロックとジェンダー 2 ヴィジュアル系とジェンダー第2章 ヴィジュアル・ロックの系譜 森川卓夫 1 ジャパニーズ・ロックシーンに現れたヴィジュアル・ロック 2 音楽状況の変質 3 ロックミュージックの多様化とその波及 4 八〇年代の特質──個の時代 5 ヴィジュアル・ロックを概観する 6 ヴィジュアル・ロックのゆくえ第3章 拡張された〈男の美学〉──Xをめぐって 井上貴子 1 伝説のヴィジュアル・ロックバンド「X」 2 拡張された〈男の美学〉 3 Xのパフォーマンス──女性性シンボルの流用による男性性の展開 4 新しいファンダム──「なりたい族」としての「バンやろ」と「コスプレ」 5 ヴィジュアル・ロック以降──おわりにかえて第4章 少女たちの居場所さがし──ヴィジュアル・ロックと少女マンガ 室田尚子 1 ロックと少女マンガとの関係史 2 ヴィジュアル・ロックが少女マンガにもたらしたもの 3 少女たちはどこへ行くのか──おわりに第5章 異性を装う少女たち──ヴィジュアル・ロックバンドのコスプレファン 小泉恭子 1 ヴィジュアル・ロックバンドのコスプレ文化 2 ヴィジュアル・コスとアニメ・コスのクロスオーバー 3 バンドメンバーになりたい少女たち──ウォナビーズ 4 キャラクターを操作する少女たち──表現系のおたくあとがき 井上貴子資料篇ヴィジュアル・ロックバンドDiscographyヴィジュアル・ロックバンドBiographyロック史概観図表
感想・レビュー
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なのはな(2022年まで)
★★★★★
なのはな
ハダリー
unknown