内容説明
マンザイブーム以降のテレビ的笑いの変遷をたどり、条件反射的な笑いと瞬間的で冷静な評価という両面性をもったボケとツッコミの応酬状況を考察し、独特のコミュニケーションが成立する社会性をさぐる。2002年刊の底本にゼロ年代の特徴を増補する決定版。
目次
序章 「観客」と「視聴者」
第1章 マンザイ的「笑い」の誕生――マンザイブームをめぐって
1 吉本とフジテレビ
2 ボケとツッコミの遊離
3 笑い声の主張――「素人」の時代
第2章 「仲間」空間と「笑い」
1 伸縮する内輪ウケ空間
2 記号化する個体――キャラクターと「笑い」
3 観察者の“興奮”
第3章 「笑い」が「感動」に変わるとき
1 ドキュメンタリーと「笑い」
2 予定調和としての「感動」
3 「本気(ルビ:マジ)」の記号論
第4章 現代日本社会と「笑い」
1 超疑似化の作法
2 延命する疑似空間
終章 「笑う社会」の行方
補論 その後の十年――「芸人」たちの二〇〇〇年代
参考資料
あとがき
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