ブラスバンドの社会史 軍楽隊から歌伴へ - 軍楽隊から歌伴へ

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ブラスバンドの社会史 軍楽隊から歌伴へ - 軍楽隊から歌伴へ

  • ISBN:9784787231925

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内容説明

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軍楽隊として戦意高揚に寄与したブラスバンドは、敗戦後は自衛隊や消防の吹奏楽、アメリカ軍駐留キャンプのジャズバンド、歌謡曲のバックバンド=歌伴、そして学校のクラブ活動として、脈々と受け継がれている。聞き書きもまじえて、大衆音楽の変遷をたどる。

目次

まえがき 東谷 護

第1章 「ブラバン」の不思議──〈ブラスバンド〉の社会史をひもとく目的と視点 阿部勘一
 1 「ブラバン」の不思議
 2 再生産される「ブラバン」
 3 大衆音楽としての〈ブラスバンド〉
 4 〈ブラスバンド〉を論じるにあたって

第2章 世界のブラスバンド、ブラスバンドの世界 細川周平
 1 ブラスバンドの二面性
 2 植民地主義とブラスバンド
 3 ブラスバンドの世界
 4 日本のブラスバンドを比較して

第3章 軍楽隊と戦前の大衆音楽 塚原康子
 1 軍楽隊前史──幕末の鼓笛隊と喇叭
 2 陸・海軍楽隊の歩み
 3 軍楽隊の教育とレパートリー
 4 民間職業バンドの発生と展開
 5 アマチュアバンドの展開

第4章 歌謡曲を支えたブラスバンド 東谷 護
 1 それは「クラブ」から始まった
 2 時代を超えて鳴り響くブラス

第5章 バンドマン・高澤智昌のライフヒストリー 高澤智昌/阿部勘一/東谷 護
 1 戦前篇
 2 戦後篇

年表

あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

manabukimoto

2
軍楽隊として発展してきたブラスバンド。日本におけるブラスバンドの受容・変容・発展・現状を社会史としてまとめたもの。 筆者の強いこだわりを感じたのが。第一章の最終文「その前にあらためて言っておこう。〈ブラスバンド〉は「ブラバン」ではない」という一文。学校現場と密接に関わり、青春時代の物語として消化されがちな「ブラバン」とは、違うと高らかに宣言。 軍楽隊で(権力者の意図ぜず)のポピュラー音楽の普及、百貨店が自前のブラスバンドを抱えて商業活動など、音楽が「イヤフォンで聞かれていない」時代の音楽受容史でもある。 2024/02/02

A子

0
物語として消費されるブラバン論が興味深かった。吹奏楽よりジャズの話がいっぱいあったような気がする笑2014/07/10

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