総力戦と女性兵士

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総力戦と女性兵士

  • 著者名:佐々木陽子
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 青弓社(2014/03発売)
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  • ISBN:9784787231918

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内容説明

女性もさまざまな形態で動員した第二次世界大戦という総力戦。ソ連、アメリカ、日本での女性動員の問題を、女性性=母性、娼婦性=従軍慰安婦、労働力としてだけではなく、兵力としての動員という窓から、軍隊と軍隊を生み出す国家や社会の特性を明らかにする。
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目次

はじめに──なぜ女性兵士創出を問うのか

第1章 総力戦でのナショナリズムとジェンダーの力学
 1 総力戦とは
 2 ナショナリズムとジェンダーの力学

第2章 総力戦での女性動員
 1 母性の動員
 2 労働力の動員
 3 娼婦性の動員
 4 兵力の動員

第3章 ソ連での女性兵士創出
 1 陸海軍およびパルチザンの女性兵士
 2 女性航空連隊設立の経緯と活動
 3 ソ連の女性兵士の特徴
 4 戦闘領域への女性の進出の推進力は何か
 5 女性兵士創出と女性表象の乖離

第4章 アメリカでの女性兵士創出
 1 女性兵士創出をめぐる賛否両論
 2 女性兵士の実態
 3 アメリカの女性兵士の特徴
 4 アメリカの女性兵士創出をめぐる二つの疑問

第5章 日本での女性兵士創出
 1 国民義勇隊および国民義勇戦闘隊の結成の経緯と実態
 2 国民義勇隊および国民義勇戦闘隊の先行研究とその論点
 3 国民義勇戦闘隊の従来路線からの断絶と連続
 4 日本の女性兵士の特徴
 5 ポスター表象における軍隊と女性

第6章 三国の女性兵士創出の類型化
 1 二つの力学──ナショナリズムの力学とジェンダーの力学
 2 二つの変数

おわりに

参考文献

あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Nobuko Hashimoto

34
女性兵士(の創出)に関する研究は盛んではない。本書は数少ない一冊。前線で戦闘要員として多数の女性が戦ったソ連、正規の兵士でありながら非戦闘領域に限定していたアメリカ、敗戦間近に義勇隊として女性も組み込もうとした日本を比較する構成が興味深かった。なお、ソ連の章は参考文献の少なさから、少し趣が違っている。 2022/05/30

tkm66

1
面白かったっスよ、19年前は。2002/03/24

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