ライブハウス文化論

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ライブハウス文化論

  • 著者名:宮入恭平
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 青弓社(2014/03発売)
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  • ISBN:9784787232854

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内容説明

夢追う若者から団塊世代までが集い、音楽でのしあがり、音楽を楽しみ、音楽を介して人と出会うための場であるライブハウス。ロック喫茶・ジャズ喫茶を出自とし、「政治の季節」にカウンター・カルチャーを支える一方で、1980年代を転換期として高度に商業化・システム化していくライブハウスの歴史を浮き彫りにする。そのうえで、ミュージシャンに課せられるノルマやチャージ制度の実情、プロフェッショナルとアマチュア、インディーズの差異などをレポートし、アメリカのミュージック・クラブやカラオケとも比較して独自の文化形態を明らかにする。戦後日本の「生演奏の空間」を担ってきたライブハウスの魅力に迫り、そのゆくえを探る音楽文化論。
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目次

はじめに――ライブハウスを語る前に

第1章 ライブハウスの全貌
 1 ライブハウスのイメージ
 2 ライブハウスの現状
 3 ライブハウスの変遷

第2章 ライブハウスとミュージシャン
 1 ロック系ミュージシャン
 2 ライブハウスのミュージシャン

第3章 ライブハウスと音楽空間
 1 パフォーマーとオーディエンスの固定的関係
 2 パフォーマーとオーディエンスの流動的関係
 3 ライブハウスでのパフォーマーとオーディエンスの関係

第4章 ライブハウスとノスタルジア
 1 団塊世代と音楽
 2 団塊世代の音楽消費
 3 ノスタルジアとしての音楽

第5章 ライブハウスとミュージック・クラブ
 1 ライブハウスとミュージック・クラブ
 2 音楽ブームと音楽シーン
 3 天国のアーティストと地下鉄のミュージシャン
 4 カラオケとKARAOKE

第6章 ライブハウスのゆくえ
 1 ライブハウスの存在意義
 2 ライブハウスのゆくえ――ライブハウスを語り終えて

あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

空崎紅茶美術館

6
ライブハウスを取り巻く文化、環境について。第一章で、全国のライブハウス数、出演規定、ノルマとチャージバック、変遷、文化発信からビジネス化までが語られ、それらを踏まえた上で、ミュージシャンの分類とその視点、パフォーマーと観客の関係、団塊世代と音楽の関係、日本と米国の比較と違い。そして、ライブハウスのゆくえ。普段から文化論の本は読まないので、この一冊で全てが網羅できるわけではないと思うけれど、大体の流れは分かります。2011/02/12

ちゃんちゃん

2
日本は独自のポピュラー音楽が育たないらしい。米国文化全体の表面的な部分を模倣しただけに過ぎない。また、夏フェスを開催する大きな理由として、単体での洋楽マーケットが激減しているという要因が挙げられる。卒業論文の参考文献の一つとして読んだ。2016/11/25

ミチヲ

2
70年代のライブハウスはアンダーグラウンドの立ち位置だったが、文化の成熟に伴い80年代には音楽産業のメインストリームのビジネスとして成立していた。それと同時に、箱についていたユーザーは個々のバンドにつくようになる。それが、チケットノルマ制導入要因の一端であるという考察は興味深かったです。現在はプロフェッショナルの登竜門として洗練されたノルマシステムの箱から、ノルマの存在しない箱まで多種多様である。ライブハウス文化は、日々成熟し続けていると実感しました。2012/12/12

すんすんえくすぷれす

0
卒論のために読んだ。ライブアイドルについての卒論でその会場となるライブハウスについて調べようと思い読んでみた。時間もなくうまくまとめられなかったな。バンド系のことが主にかかれててアイドルとは直接の関係があんまりなかったかな。2017/01/30

よぞ

0
門外漢にはわかりにくい内容だろう。残念ながらこれからライブハウスに出たいバンドマンやライブハウスに出演しているが今の状況に疑問を持っているバンドマンに響くような内容ではない。現状に対して提言があるわけでもなく、独自のデータがあるわけでもない。また構成が悪く話の流れが見えない。同じような内容の繰り返しも多い。本題から外れたあからさまな枚数稼ぎと思われる箇所もあった。無駄に文面が固く独りよがりな記述も目立つ。2017/01/21

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