博物館の政治学

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博物館の政治学

  • 著者名:金子淳
  • 価格 ¥1,760(本体¥1,600)
  • 青弓社(2014/12発売)
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  • ISBN:9784787231895

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内容説明

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1940年代に、皇国史観とナショナリズム、大東亜共栄圏を体現するものとして計画された国史館と大東亜博物館を中心に、権力のモニュメントとしての博物館の本質的な性格を〈科学〉と〈精神〉という対立軸をもとに解明し、社会との関係性のなかで検証する。

目次

序章 博物館の「政治性」をめぐって第1章 博物館と政治世界 1 変容する政策課題 2 「博物館政策」の登場 3 皇室儀礼と博物館振興 4 「国体明徴」運動と博物館第2章 ナショナリズムの祭典のなかで──幻の「国史館」計画 1 紀元二千六百年と博物館 2 「紀元二千六百年祝典計画」 3 幻の「国史館」第3章 〈精神性〉から〈科学性〉へ──科学政策・教育政策の展開と博物館 1 科学政策の展開と博物館 2 「科学の社会教育施設」論と「生活の科学化」運動 3 教育政策のなかの博物館第4章 植民地主義と博物館──イデオロギーとしての「大東亜博物館」 1 「大東亜共栄圏」建設と植民地博物館 2 幻の「大東亜博物館」をめぐって終章 そして戦後へ参考文献あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

浅香山三郎

15
著者は元パルテノン多摩の学芸員で、多摩ニュータウンの歴史の研究でも知られるが、本書は博物館といふ装置の歴史に迫つたもの。個別論文をベースにされてゐるが、皇紀2600年といふ契機がことのほか大きな役割を果たしてゐたことを改めて感じた。博物館の系譜を考へる上で、何度も参照すべき書となるだらう。2017/12/26

そーすけ

2
あれ、3年前にこの本もう読んでたのか。ぜんぜん記憶に無かった・・・。国史館とか大東亜博物館が完成していたらどのような施設になっていたか興味があるけど、敗戦後に潰されていたよね絶対。2021/12/31

そーすけ

1
263*興味のあるテーマなのだが、論文が元になっているからか、読みにくく、面白さを感じなかった。飛ばし読み。博物館界は、外部の権力に依存することで博物館の振興をはかった。2018/10/21

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