出版社内容情報
東京大学名誉教授で元外交官の著者が、国際政治を理論と実務の双方から論じた概説書である。国際政治の原理を論じ、その本質を明らかにした上で、日本周辺の危機を読み解き、ウクライナ戦争の意味と国際秩序の変動を論じる。終章では危機の行方を展望する。
内容説明
世界は「一〇〇年に一度の大変局」(習近平国家主席)の時代に突入した。長年外交の第一線に携わり、その後東京大学で教鞭をとった著者が、実務と理論の両面から国際政治の本質を明らかにし、その上で日本周辺の危機を読み解き、ウクライナ戦争の意味と国際秩序の変動を論じる。米中対立で不透明感を増す日本の平和と繁栄をどう維持して行くか、国家生存の課題を問い直す。
目次
序章 ロシアによるウクライナ侵攻の衝撃
第1章 国際政治の座標軸―パワー・利益・バランス
第2章 カギを握る戦略とインテリジェンス
第3章 日本を取り巻く危機―尖閣諸島、南シナ海、台湾海峡、朝鮮半島
第4章 プーチンの戦争
第5章 国際秩序の変容
終章 危機の行方
著者等紹介
小原雅博[コハラマサヒロ]
東京大学名誉教授。博士(国際関係学)。東京大学文学部卒。カリフォルニア大学・バークレー校にて修士号取得。1980年外務省に入り、アジア大洋州局審議官、在シドニー総領事、在上海総領事を歴任。2015年から2021年まで東京大学大学院法学政治学研究科教授。現在、名城大学や復旦大学(中国上海)他で特任教授や客員教授を務め、企業のアドバイザーも務める。10MTVで「大人のための教養講座」を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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