札幌駅殺人事件 - 長編推理小説

著者名：西村京太郎

光文社（2013/10発売）

• ISBN：9784334748869
• NDC分類：913.6

内容説明

市川真代は、上司のエリート課長・田宮と札幌へと駆け落ちしてきた。夢にまで見ていた新生活――ところが、彼らを追っていた探偵が、特急「北斗１３号」内で殺されているのが見つかる。さらに、札幌入りしていた田宮の妻がホテルで殺害された！　指名手配される田宮と真代。なぜか田宮までが謎の失踪を遂げて……。十津川警部は、狡猾な真犯人の罠を見破れるのか！？

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[あなご]

駅シリーズ第5弾。今回の舞台は札幌でした。札幌には修学旅行で行きましたがこの作品で登場する場所のことはよく知りませんでした。個人的にまた札幌に行きたくなりました。今回は作品としてあまり盛り上がる所がなくて残念でした。真犯人が最後どうなったのか分からないという終わり方は個人的にあまり好きではないです。

2013/02/07

[くらげ@]

(☆☆☆)東京から札幌に駆け落ちした二人の周りで起きる事件。札幌駅よりも札幌を舞台とした話でした。スラッと読めて安定感がありますね。しかしひねりがない。なぜあの人はあのようなことを・・（むにゃむにゃ）。

2014/10/21

[クリンクリン]

駅シリーズ第５弾。札幌駅殺人と銘打っているが、駅がメインというより札幌周辺が舞台といった感じ。いつもの駅シリーズなら駅長や助役といった面々がストーリーに絡んでくるが、今回はそういったことはありません。ダイナミックな構成でもなければ、駅が主体のシリーズという観点からもずれているが、ストーリーとしては悪くなかったです。男と女、欲望と裏切り……どこにでもある話ではありますが、その普遍性がよかったのかもしれません(^.^)

2014/10/18

[エヌ氏の部屋でノックの音が・・・]

　２０１０年１２月２０日　初版

2016/12/29

[おけいはん]

若いOLと上司が札幌へ駆け落ちする。しかし上司の妻が依頼したであろう探偵に追われているような気配が…。その矢先、探偵が刺殺されているのが見つかる。札幌を情景に思い浮かべながらワクワク読めた。ラストが「え？！ここで終わり！？」だったので、全てを捨てて愛する人のために札幌まできた真代が、どんな気持ちになったのかは知りたかった。

2015/03/26