内容説明
終電車の車内で刺殺された男は、商事会社の社員。真面目で仕事第一、怨まれる理由などなかった。動機が皆目つかないまま、目撃者の女性が殺され、さらに容疑者も自殺! これで事件のけりをつけようとする上司に、納得できない刑事がいた。十津川である。奇抜な謎と心憎い結末。迷宮入り寸前の事件をみごと解決する、若き日の十津川などを描いた傑作集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
桂 渓位
4
若き十津川刑事が活躍する表題作📙 相棒がカメさんで無いところが、却って新鮮に見えました(^^ゞ アクシデンタル・ジャイブ、失礼ながら西村先生のイメージとは異なる、海の男達の熱い友情を描いた傑作でしたね。2022/06/26
りゅん
3
全部十津川警部かなあと思ったら違ってましたが、楽しめました2014/09/10
yukari@627
2
短編が5本。表題作の第二の標的だけに十津川刑事が出てきます。相棒は亀山刑事ではなく、宮本刑事です。30年以上前に書かれている短編ですが、古さは感じません。2012/06/14
キャサ
1
短編集
義輝仮面
1
【★★★★☆】 短編集で、最初の短編以外は十津川警部が出てこないというもの。各短編ごとに主役が異なっているので、警察以外の立場でどうやって事件を解決していくかという点が見どころ。 「神話の殺人」のラストのセリフがどこか印象深い。 2018/04/20