内容説明
東京駅の爆破を予告する脅迫電話が、駅長室にかかった。五十万人の乗降客を人質にとった犯人の要求は一億円。爆破予告時刻が迫るなか、受け渡しの舞台となった「踊り子号」には巧妙な罠が仕掛けられていた。首都の危機は回避されるのか。十津川警部率いる捜査陣と犯人との息づまる攻防を描いた傑作サスペンス! ファン待望の新装新版で贈る「駅シリーズ」第一弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あなご
24
「駅シリーズ」第一弾。去年駅舎が復元され話題の東京駅を舞台にした物語でした。東京駅の爆破を予告する脅迫電話により55万人の乗降客を人質にとった犯人。十津川警部と犯人の攻防が緊迫感があって良かったです。今は走ってない寝台特急が出てきて懐かしかったです。他の「駅シリーズ」も読んでみたいと思います。2013/01/27
おおた
10
1980年だからまだ国鉄だし、トリックもかなり緩い。ラストの少女誘拐などたいした仕掛けでもないけど、その緩さがかえっていい。凝ってぎゅうぎゅうに情報が詰め込まれているよりも、有名な十津川警部を筆頭に多くの人が事件解決に奔走する様は「他の仕事放り出していいんですか?」と心配になるほどだが、それ故に必死さが伝わってくる。だてに30年以上読み継がれているわけではない小説でした。2017/03/14
クリンクリン
7
駅シリーズ第一弾。30年近く前の話でありJRもまだ国鉄だった時代のお話。確かに古くささを感じてしまう部分があるのは仕方がない。が、しかしストーリーはしっかりしている。最近では多くの作品を残すことに重きが置かれ、プロットに粗さが目立つものが多かったがこの作品はしっかりと練られている。昔の作品のほうが構成がしっかりしているのかもしれない。他の駅シリーズも読んでみよう(^-^)/2014/05/24
K
6
駅シリーズ第1弾。さくっと読めるわりにはしっかりしたストーリー展開で読んでてグイグイ引き込まれました。2時間サスペンスのような場面展開もあまり気にならないかな。2013/08/18
カツ丼
5
西村作品を初めて読んだ。東京駅を利用するので興味を持ったが時代設定が国鉄かぁ〜古いかなーとちょっと冷めて読み始めたところ…ぐんぐん引き込まれいく展開を感じながら読書したのは久し振り。素晴らしかった。 今は減りつつある寝台列車のことなど失われた日本列車文化を知り疑似乗車体験する上でも、貴重な作品だ。2014/04/08
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