内容説明
東京駅構内で行われていた岡山物産即売会で、ミス岡山が射殺された。被害者は郷土の天才画家・竹久夢二を研究する大学生で、最近、夢二が描いたとされる新発見のスケッチブックを手に入れていた。本物なら1000万円の値もつく代物だが、彼女の死後、行方がわからなくなっていた。再開発問題に揺れる地元で、真相に迫る十津川警部に突きつけられる苦渋の選択とは?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
でかぱんちょ
8
今年も猛暑を言い訳にして夏旅ができなかった・・という後悔からせめて旅行気分を味わいたいという理由でこのシリーズを手に取ろうと、あらすじと舞台を吟味して選択。十津川警部が捜査で向かう岡山や鳥取の温泉地の描写は少しだけ自分も旅行している気分を味わえました。ただし今回は残念ながら最後の結末が後味悪すぎたなぁ。2018/09/09
marsa
7
竹久夢二という名前につられて久しぶりに十津川警部シリーズに手を伸ばした。いつもの時刻表トリックとかよりは面白く読めたが、ライト感は否めないという感想。せっかくいろいろなしがらみのある人々が登場するのにもう少し人物の描写を掘り下げて欲しかった。2015/05/07
シン
4
後味がものすごく悪い(笑)読点がめちゃめちゃ多かった。2016/01/28
yomineko@猫と共に生きる
1
ゆったりと楽しめる作品。殺人なのにね~。これからも西村先生楽しみます。句読点多いけど・・・w2017/10/31
さるきち
0
竹久夢二の贋作を本物と鑑定され、それが大前提となっている。専門家が本物と鑑定するなんてことはありうるのだろうか?それが基本となったストーリーなので、若干弱い気がする。しかもそれをめぐって3人もの殺人事件が起こるなんて。物語としては面白かったが。2015/03/13