西鹿児島駅殺人事件 - 長編推理小説

著者名：西村京太郎

光文社（2013/10発売）

• ISBN：9784334748562
• NDC分類：913.6

内容説明

西鹿児島行の寝台特急「明星５１号」の車中で殺された男のポケットには、不思議なラブレターがあった。そして、同じ手紙を謎の女から受け取った田中刑事も刺殺された。接近する台風、降り注ぐ桜島の火山灰、さらに殺人の刑期を終えて復讐を狙う男・小西を迎え、混乱する西鹿児島駅。部下を失った十津川警部の活躍を描く、旅情と、息づまるサスペンスの傑作長編推理！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[あなご]

駅シリーズ第4弾。今回の舞台は鹿児島でした。台風の接近、降り注ぐ火山灰の問題、西鹿児島駅の駅員さんたちのこうした問題への対応が素晴らしかったです。まだ鹿児島には行ったことが無いので一度訪れてみたいものです。

2013/02/05

[エヌ氏の部屋でノックの音が・・・]

　２０１０年　９月２０日　初版

2016/09/22

[pyonko]

十津川警部駅シリーズ編。桜島の降灰の大変さを初めて知る。鉄道への影響も大きいのだなと。降灰で何かトリックがあるかと思いきやそうではなかった。あくまで事件背景。

2014/10/30

[クリンクリン]

駅シリーズ第４作目。前作の函館とはうってかわって今回の舞台は西鹿児島。最初の出だしは‘国鉄’。まさに国鉄からJRへの過渡期の作品。鹿児島では桜島の火山灰に悩まされ、台風の接近もあり駅では対応に大慌て。さらには８年前の殺人犯が刑期を終え復習を胸に郷里へ帰ってくることが予想され、また西鹿児島着の寝台列車の中では死体が発見される。まさしくいろいろなことがてんこ盛り。てんこ盛り過ぎて話がまとまってないのが残念。話を膨らませようと思えばできるのに内容がいかんせん軽い。次の駅シリーズに期待(^o^;)

2014/10/12

[ビスコ]

接近する台風、復讐に燃える男、桜島の火山灰、そして殺人事件と、メガ盛りと言わんばかりの作品。それらが絡み合い、極上のサスペンスを作り上げている。台風、火山灰へ対抗する駅員、事件に対抗する刑事など、読み所は沢山。

2014/03/08