内容説明
「……島」と意味不明の言葉を遺して、東京で初老の男女が相次いで死んだ。男は交通事故死、女は溺死。「島」に、事件の匂いを感じた十津川警部と亀井刑事は、二人が松島の大地主夫婦であったことをつかむ。松島開発に絡んで浮かび上がるディベロッパー「みちのく興発」、その背後に政界で暗躍する男の影が……。政官の黒いルートに十津川の鉄槌が下る!
感想・レビュー
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エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
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「勝手に列車祭」第274弾。。。文庫コレクション541冊目。。。2002年 8月20日 初版。。。出だしは鈍かったものの、終盤にかけて物凄い事になってきた。最初に殺された小野寺夫妻もダムに沈む村の全体の補償金をネコババしてとんずらしてしまうワルなのだが、その補償金を狙おうとしている社長がまたワルだ。しかし、東北のために尽力しているのだと妄信し、殺しまでいとわない。こういうやつが厄介である。。。「ひとりが、あんたを裏切ったら、あとは雪崩を打って、あんたから離れ、あんたを主犯にまつりあげていくのさ」2020/10/13
FBN
0
2002.9.72007/01/01