終着駅殺人事件 - 長編推理小説

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終着駅殺人事件 - 長編推理小説

  • 著者名:西村京太郎
  • 価格 ¥770(本体¥700)
  • 光文社(2013/10発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784334746759
  • NDC分類:913.6

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内容説明

青森県F高校の男女七人の同窓生は、上野発の寝台特急「ゆうづる7号」で、卒業後七年ぶりに郷里に向かおうとしていた。
しかし、上野駅構内で第一の殺人。
その後、次々に仲間が殺されていく―。
上野駅で偶然、事件に遭遇した亀井刑事は、十津川警部とともに捜査を開始した。
累計一六〇万部の栄光!第34回日本推理作家協会賞に輝く、愛と郷愁の国民的ミステリー。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

126
日本推理作家協会賞受賞作品 「そして誰もいなくなった」と同様、 集まった人が一人づつ殺されて行く。 最後に残ったのが犯人だ。 殺害の理由は,最後まで予測できない。 伏線は少しづつ。 日本推理作家協会賞作品の中では、 読みやすい方かもしれない。2014/05/26

セウテス

64
〔再読〕青森F高校の男女七人の同窓生は、上野発の寝台特急ゆうづるで、青森へ帰ろうとしていた。しかし上野駅を皮切りに、次々と殺されていく。何度も映像化されてきた本作でしたが、またドラマ化されていたので再読。日本推理作家協会賞作品ではあるのですが、ハッキリ言ってお奨めできません。トリックもバレバレですし、推理展開も偶然過ぎると感じます。他の西村作品に素晴らしい作品がたくさん在るのに、ミステリーファンにとって西村作品を誤解してしまう作品だと危惧します。初めて西村作品を読まれる方には、初期の良作を選んで頂きたい。2016/05/30

hit4papa

60
十津川警部シリーズの定番鉄道ミステリです。7年ぶりに再会した同窓生の男女。上野から故郷青森に向かう途中で、連続殺人が発生します。地方から東京へ出てきた人たちの関係性が、不可能犯罪の謎解きを絡めて上手く描かれています。地方出身者が上野駅に抱くイメージはとても共感できます。自分の就活の頃を思い出し、せつなくなりました。亀井刑事(カメさん)と彼の同級生とのサイドストーリが事件と関わりをもってくるあたり、流石に読ませてくれます。時刻表が複雑怪奇に絡み合うのは苦手ですが、本作品は分かりやすかったですね。【推協賞】2019/02/02

ばりぼー

60
30年ぶりの再読。青森出身の男女7人が、高校卒業後7年ぶりに帰省旅行を計画。まず上野駅構内で最初の犠牲者が、そして寝台特急「ゆうづる7号」から姿を消した男が溺死体で見つかるなど、次々に仲間が殺されていく…。犯人の殺人計画も運頼みの無茶苦茶なものなら、十津川警部と亀井刑事の捜査も憶測による断定だらけで、ツッコミどころ満載。国鉄の職員に一言尋ねていれば、確実に連続殺人は防げました(笑)。これで日本推理作家協会賞はないでしょう。西村京太郎氏の初期作品なら、もっと良いものが他にあるのに。愛ゆえの苦言です。2014/09/29

みっぴー

51
うわぁ凡ミス……!!トリックじゃなくて勘違いとか(汗)あれはちょっとガクッときましたねぇ…。あと残念だったのが動機がしっくりこない点。かつての同級生が揃って青森に帰郷する途中でおきた殺人事件が、東京ー青森間での連続殺人に発展していく、という東日本系トラベルミステリです。内容より、〝訛り〟の正確さや青森の描写の上手さに驚きました。ちなみに自分も上野駅は東北の一部だと思っております。2016/11/13

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