出版社内容情報
恋人、夫婦、親子、浮気…!? ちょっぴりずれた“愛”の形をユーモアたっぷりに描いた、心のエステによく効く傑作短編集!
内容説明
モテるためにひたすら努力する“Bランク”男。「愛してる」の一言さえあれば家庭円満、が持論の夫。“はずれっ子”と付き合うことに精を出す負け犬女教師。恋多きゲイの失恋&ひと目惚れ騒動…。ちょっぴりずれた“愛”の形をユーモラスに描く。大爆笑のち、じんわりほろり。心のデトックスに効き目バツグンの傑作小説集。
著者等紹介
平安寿子[タイラアスコ]
1953年広島県生まれ。フリーライターを経て、99年「素晴らしい一日」でオール讀物新人賞を受賞。2001年同作を含む『素晴らしい一日』で単行本デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
73
面白かったです。ちょっぴりずれた感覚の愛の形と、癖のある登場人物たち。共感したり、考えさせられたりしました。ユーモラスな短編ですが、時折ほろりときます。恋愛の形にも色々あるのですね。2019/05/14
あーさん☆GWは墓参りをハシゴしました。暑くてバテました。
47
有り過ぎでは?(; ̄Д ̄)?2019/03/03
ひほ
38
世の中いろいろな愛を求める人がいるもので、そういう愛もあるのかと楽しんで読みました。短編なので読みやすかったです。2018/05/31
coco夏ko10角
29
7つの作品収録の短編集、2001~2005年が時代背景。最初の『作者による本書の取扱説明書』の注釈にドキッとしたけど、そうよね、この時代をリアルタイムで覚えてるのって…。お話は『サイド・バイ・サイド』『はずれっ子コレクター』『サンクス・フォー・ザ・メモリー』がよかった。2018/05/20
のんちゃん
28
裏表紙のあらすじにもある様に恋人、夫婦、親子などのいろんな愛の形を描いた短編集。いつもの大好き平作品らしく、面白さの中にも情愛たっぷりのお話になっている。読メの感想の中で今までも何度か記してきたのだが、私は、オカマさんやゲイの方の作品中のセリフや考え方にいつも感動する。感動の要因は、彼らが心無い差別などを経て濃密な人生を送ってきた結果なのだろうと考えるが、今作品もゲイの男性が出てくるお話が一番印象に残った。小説の中のマイノリティーは、今までの読書経験では、いつもステキな人ばかりだ。2018/04/26