内容説明
青森駅に到着した「ゆうづる5号」の二人用個室寝台で、女の死体が見つかった。犯人は一緒に乗っていた男なのか。ところが、その男から警視庁宛に手紙が届く。自分が同室したのは、上野駅で声をかけられた見知らぬ女で、死体の女とは違うというのだ。彼は罠にはめられたのか? 真犯人の狙いは何か? 事件に隠された女の哀しい過去が、十津川(とつがわ)警部を翻弄(ほんろう)する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
7
2006年11月20日 初版2016/12/01
ろいと
6
【再読】 好色な青年実業家の新井は、上野駅で見知らぬ美女に誘われ、寝台特急ゆうづるに同室する。しかし翌朝、ベッドには別の女の死体が転がっていた。十津川と新井の攻防がスリリングで、ラストのどんでん返しも気持ち良い。改めて読むと無理のある犯行方法など細かい点が少々気にはなったが、西村京太郎作品の中でも最初の方に読んだこともあって思い出深い一冊。2025/11/04
アヴィ
1
自分が一番多く乗った寝台特急がゆうづるなので懐かしい。夜に上野で乗れば朝に青森に着き、寝ぼけたまま歩かされて青函連絡船へ、という流れが本書でも重要なシーンとして描かれている。事件はゆうづる車内から始まるが、いつものように場所を変え手を変え連続殺人へと拡がっていく。中盤あたりで謎の女の正体も明らかになるが、やはり西村京太郎ワールド、そう簡単には終わらず、最後まで二転三転を繰り返しハラハラしながら読める、そして最後に正義は勝つ。2025/03/22
義輝仮面
1
【★★★★☆】 被害者の冤罪を被害者側と十津川警部、2つのサイドが晴らすものと思いきや、話が進むに連れて明らかとなる被害者の真実。そして真犯人(後ハイスペックぶりw)。そして最後の最後でいろんなどんでん返し。伏線らしき描写もあったっちゃあったのでそこまで唐突という感じがしなかったのが良い。 2017/09/04
雨巫女
0
私は寝台車が苦手だけど、ゆうづるには乗ってみたいなあ!2009/09/17
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