内容説明
東京の地下鉄三田線の車内でOLが刺殺された。直後、犯人が自首、会社重役長谷川健と名乗るが、その会社にはもう一人の長谷川健が実在した!? そして取り調べ中、丸ノ内線で第二の刺傷事件が発生、十津川警部は長谷川を釈放して尾行をつけた。さらに第三、第四の惨劇! 犯人から挑戦状まで届く。「一週間以内に逮捕する」十津川はこう宣言し、大胆な秘策を決断した!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あつひめ
22
自分がいくら長谷川だと名乗っても証明できない。会社ぐるみで偽長谷川を仕立て上げ本物を否定する。自分が自分を証明する方法って難しい。今の時代マイナンバーカードなどあっても本当にそれで証明できるだろうかと違う疑問を思い浮かべながら読み進めた。人に恨みを買うようなこともしていないのに殺されてしまうという悲しみ。勝手な感情で殺人を犯す。なんとも後味の悪い読後ではあったが、西村さんと山村紅葉さんの対談はちょっと西村さんの素を見ることができた気がする。2024/01/15
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
10
「勝手に列車祭」第159弾。この本は1冊あり文庫コレクションは237冊目となり、長編であった。。。 1992年12月20日 初版。。。 この本は後半に入ったところで、犯人のめぼしが付いてしまう。が、実は犯人らしく思えた人は、単なるクレイマーで我らが十津川警部はミスを犯してしまう。その間にも殺人が行われ、マスコミの吊るし上げにあうが、何とか解決に至る。2017/05/25
あきさん
2
全く犯人像がつかめない中、次第に点が繋がっていく展開は面白く読めました。犯人の動機は身勝手過ぎて、腹立たしい・・でも、現代社会では、そんな人が実際にいるのかもしれませんね。2016/02/21
Cindy H
1
There is a lot of description, yet none of them related to the case. Disappointed.2019/12/07
サスペンスハンター
1
⭐⭐⭐⭐2013/03/26