内容説明
「この子をお願い……」特急「あさま」で幼児を連れた小田ゆみ子は、隣席の北条早苗刑事にそう言い遺して毒死した。一カ月前に事故死したゆみ子の恋人の実家、小諸随一の料亭・日暮亭を訪れる矢先だった。ところが、日暮亭には婚約者を名乗る女性が先着していた!? 事件を追う北条刑事。さらに十津川警部に謎の電話が……。裏切り、そして憎しみを乗せて、列車は驀進する。
感想・レビュー
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エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
9
勝手に列車祭」第195弾。文庫コレクション385冊目。。。1996年 8月20日 初版であった。。。表題作他3編の短編集であった。。。表題作は映画製作に燃える若者たちが、人を殺さないで誘拐事件を起こしていく。しかも吾らが十津川警部が明らかにおちょくられている。割と最後まで後手を踏んでいた。「SLに愛された死体」小樽から東京の幼稚園に寄贈された「シロクニ」の火室の中から丸裸の女性の死体が見つかった。ここで殺されたのはジャパゆきさんであったが、久しぶりに聞く単語であった。2018/08/25