内容説明
鳥取砂丘に出現した神秘の湖で、アマチュアカメラマン・三谷(みたに)は、女性の絞殺死体を発見した。その女性の名前を名乗り、三谷に接近してきた謎の女。そして、心中を偽装して殺された代議士の秘書――。錯綜する事件の真相を追って、十津川(とつがわ)警部は、ブルートレイン「出雲」で、山陰に向かった。隠蔽された「薬害」犯罪を追いつめる、社会派トラベル・ミステリーの傑作!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
4
2008年 2月20日 初版2018/10/20
天野川 凛
1
十津川警部のシリーズは初めてです。 どれから読んでも面白いという友人の勧めでこの作品から読むことにしました。ここでは最小限の説明はなされているものの十津川警部のキャラがよく掴めなかったので、他の作品にも手を出し、十津川警部に対する理解を深めたいと思います。2018/05/18
ディープなつまみぐい
1
鳥取砂丘や出雲大社など有名スポットがある山陰地方が今回の舞台。長編でしたが、楽しく読み進められた。寝台特急で旅に出たくなるような作品でした。2017/04/15
kenkou51
1
長編 1993年に起こったソリブジン事件という現実の事件と類似点のある作品。2013/06/29
みなみ
1
鳥取砂丘や出雲大社など行ったことのある場所が出てくると懐かしい気持ちになった。事件の真相は早くに検討がついてしまったが、十津川警部がどのようにそれに辿り着くか楽しく見届けることが出来た。2012/09/18