内容説明
日航機に乗っていたはずの二人が、同時刻、鹿児島本線新特急「つばめ」の車内で目撃されていた。その二人、銀行員・石田淳と君原真紀は、指宿の海で殺されていたのだ。目撃の事実を捜査本部に通報した、つばめレディ・山本宏子に襲いかかる魔手。佐賀・嬉野温泉での第二の殺人。全力で捜査をつづける十津川警部。事件に絡む政界と、浮かびあがる意外な黒幕!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
7
「勝手に列車祭」第208弾。文庫コレクション409冊目。。。1996年 7月20日 初版。。。時刻表トリックでもなく、ルートトリックでもない。つばめレディーが怪しげなカップルを目撃することから始まる。それから物語が始めるのだけど、関係者が次々と死んでいく。最後に残った政治家が犯人かと思いきや、悪はもっとワルであった。。。この列車には乗ったことはないが、最後期の「なは」から伊集院あたりですれ違って、本書にある通りガンダムみたいだなぁと思ったことを記憶している。2018/10/26
いさらこ
4
現在は講談社文庫から出てるようですが、光文社文庫版。作品としては20年近く前の作品で、すでに『新特急つばめ』も存在しないみたいですね。「こうだろう」「こうじゃないか」で会話したことだけで話が進行するのは、やっぱり物足りない。ツッコミどころもいっぱいだし。こっちは処分予定枠に。2014/06/03
よっちゃん
2
盛り沢山の内容で楽しめた。2017/02/03
義輝仮面
1
【★★★☆☆】 もうこの「つばめ」も過去のものなんだよなぁとともいながら読んでいました。 結構場面も想像しやすかったので比較的サクッと読める本であった。 2018/04/24
umeboshi7
1
[上司から貰った本] (★★★☆☆) 九州が舞台なので読みやすかった。 それぞれの地点、映像が目に浮かぶ感じで読めた。気軽に読める娯楽小説だなと思う。それこそ、列車に乗ってる間に読めるような感じ。 3時間以上ある列車の旅なら、西村京太郎は列車内で読むのにいい本だなと思う。読了後の適度な満足感(まさに2時間ドラマ視聴的な)と、列車の動きが感じられるちょっとしたワクワク感があるから。 あと、読み終わったらそれまでっていうような娯楽小説感が、逆にいい。2017/12/07