内容説明
イギリスの流行作家V・ヘイズが、日本人妻を伴い来日することになった。ところが、ある国際的テロ組織が警視庁に脅迫状を送りつけてきた。「来日したら夫妻を殺す」というのだ。警告を無視するヘイズのため、十津川警部は英国人刑事とともに必死の警護に当たる。だが、長崎へ向かう特急「さくら」車中で、夫人が誘拐されてしまった! 圧巻の傑作推理サスペンス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あなご
19
駅シリーズ第6弾。今回の舞台は長崎とイギリスでした。イギリスの流行作家ヘイズが、日本人妻を伴い来日することになりますが、ある国際テロ組織が警視庁に送りつけて来た「来日したら夫妻を殺す」という脅迫状。警告を無視するヘイズのため十津川警部はイギリス人刑事とともに必死の警護に当たりますが夫人は誘拐されてしまいます。今回は読んでいるとすぐに犯人の予想がつきました。個人的には犯人の動機を探るため十津川警部がイギリスを訪れる場面が一番楽しめました。駅シリーズということですが、あまり旅情の雰囲気は感じられなかったのが残2013/02/09
こだま
7
初西村京太郎さん!以外にあっさりしていた。他のも読んでみたいです。2015/06/11
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
5
2011年 1月20日 初版2018/04/26
クリンクリン
5
駅シリーズ第6第。元スコットランド・ヤード の刑事にして今はベストセラー作家のヘイズ。元警視庁の刑事であった日本人の妻を持つヘイズは、取材と妻の故郷の訪問を兼ねて来日することになる。警告や脅迫文が届くなかでの来日とあって、十津川警部たちが警護に付くこととなる。そんななか起こる妻の誘拐、身代金の受け渡し、犯人との対決……。その後の展開ははっきり言って読めてしまう。犯行の細部が解き明かされるのならまだいいのだが、感情論で終わってしまうのが残念でならない(/´△`\)2014/10/18
pyonko
4
「嫌いじゃないけれど間違ってると思う」どうにも後味悪く終わってしまう。しかし、このような感情は意外と自分にもあった。2015/01/13