内容説明
テレビのお宝鑑定番組に、大坂城落城の際に千姫が頭にかぶったという打かけが出品された。持ち主は千姫の末裔を名乗る、気品に満ちた美女だった。彼女が出品した打かけに、買いたいという申し出が相次ぐ。だが、彼女に近づく者は、次々と悲惨な死を遂げていった。謎めいた美女の周囲で続く殺人事件――十津川が解き明かした、そのあまりにも哀切な真相とは?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みぃ
3
★★★☆☆ 久しぶりの活字での十津川警部作品。どうしても続きが気になるので一気に読んでしまったけれど。内容は意外とあっさり。もっとひねりが欲しかった。最後もあっけなく。2016/08/16
松子
1
十津川警部と亀井刑事といえば、渡瀬さんと伊藤四郎さんのコンビが好きでした。 十津川警部シリーズを読むのは初めて。 読んでいるとなんとなくお二人の姿が浮かんで・・・・もしもドラマ化されたら、現代の千姫は、誰がされるのかなぁ・・・などと話とは関係ないことをついつい考えてしまった。 二時間ドラマにするには、いい話だなぁ・・・などと思ってました。ちょっとご都合主義的に話が進むなぁ・・・なんてとこもあったように思いますが、そこが二時間ドラマにはちょうどいいかも・・・・。2017/05/31